会長挨拶
「今こそ、ロータリーの基本に還ろう!」
2023-24年度会長坂口 滋一

 私たち熊本中央ロータリークラブは今年度は創立36周年を迎えます。いわゆる純日本風に考えますと12年で一回りの干支が3回めぐって、世代的にも第四世代に入ったと考えられます。嬉しいことに第一世代のチャーターメンバーも龍義則会員、田中弘一会員、上原大助会員の御三方も元気に出席活動、そして私たちをご指導いただいております。
 第二世代に当たる設立後12年以内に入会した私を含めたいわゆるベテランと呼ばれる世代が会長を歴任してクラブの良いところを継承してきました。
 第三世代は今や新人から中堅へと成長した入会3年から10年を迎える会員さんたち。そして、今年に入ってから入会された新しいメンバーやこれから入会してこられる第四世代こそ、これからの熊本中央ロータリークラブを発展させていく最も期待を寄せる人材なのです。
 私たちのクラブの素晴らしい点は設立以来の雰囲気の良さ、ベテランの会員から入会間もないメンバーまで気楽にお話ができる雰囲気だと思います。
 どうかこの最大の強みをもって会員の維持増強に最も注力していく決意です。

ロータリーの目的は
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること
第3 ロータリアン一人一人が個人としてまた事業及び社会生活において 日々奉仕の理念を実践すること
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が世界的ネットワークを通じて 国際理解、親善、平和を推進すること
1つ目が私たちが大好きな『親睦活動』=『クラブ奉仕』
2つ目はロータリー特有の『職業奉仕』
3つめは『社会奉仕』
4つ目が『国際奉仕』

 この4つの奉仕をクラブの活動の柱としていけば間違いなく熊本中央ロータリークラブは地域においてもまた、私たちロータリアンにとっても有意義で発展することでしょう。

 RI会長のゴードンR.マッキナリー氏は「メンタルヘルスの優先」を会長イニシアチブとしています。全体としての活動を進めていく中で見落としてはならないのが個々のメンタルヘルスマネジメントだと。
 そこで、今年度はクラブ管理運営委員会の親睦委員2名を『メンタルヘルス委員』を兼任して頂き、日々の活動において注意喚起を促していただきたいと考えます。

 地区ガバナーの膳所和彦氏は地区テーマとして
 「ロータリーは学び舎であり、また遊び場である」
 「そして今、ロータリーアクションは世界を変える」
 の2つを掲げられました。
『入りて学び、出でて奉仕せよ』の言葉もございます。しっかりと先輩から後輩までクラブの中で学び合い、切磋琢磨して人格を磨き、外に出ては他クラブとのメンバーともしっかり交流して友情を培いながら奉仕の理想に邁進して参りましょう。

 私事ではありますが会長就任の2か月前に心筋梗塞により一時心肺停止に陥る生命の危機に瀕しました。会員のみなさまには本当にご心配をおかけしたと思います。また、この健康状態で会長職を務めることができるのかと大変不安に感じたのも事実です。しかし、私が大好きな熊本中央ロータリークラブの皆さんと一緒ならば、フィジカルやメンタル的にも健康を維持し、きっとやり遂げられると確信するところでございます。

 ご縁があって熊本中央ロータリークラブにて出会った私たちロータリアンは奉仕活動を推進していく『ロータリーの基本』の立ち還り、そしてロータリーライフを思う存分楽しもうではありませんか!